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Eighting out in Japan

エクソンモービル雑感

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石油メジャー・エクソンモービル(XOM)の雑感。

 

以下日本経済新聞から抜粋。

『石油メジャー最大手の米エクソンモービルが米国回帰に傾いている。2022年までに200億$(約2兆2,000億円)を米南部メキシコ湾沿岸に投資し、シェールオイル・ガスを活用した化学品や製油事業を強化する。トランプ政権のエネルギー政策が追い風となり、世界展開するメジャーにとっても米国事業の重みが改めて増している。』

 

石油メジャーは資本力と政治力で石油の探鉱(採掘)、生産、輸送や精製を垂直統合で行い、シェアの大部分を寡占する石油系巨大企業です。石油メジャーのうち、第二次世界大戦後から1970年代まで、石油生産をほぼ独占した7社はセブン・シスターズと呼ばれました。

 

エクソンはセブン・シスターズのスタンダードオイル・ニュージャージーとスタンダードオイル・ニューヨークの後継です。

 

セブン・シスターズについては直接の主人公ではないですが、出光興産創業者がモデルの「海賊と呼ばれた男」が石油業界の読み物としては面白いですね。

 

さて、エクソンモービルですが、2014年以降の原油安局面でメジャーで唯一黒字を確保し、時価総額は約3,500億円と同じメジャーの英蘭ロイヤル・ダッチ・シェルの1.5倍とのこと。

 

エクソンは米メジャー・シェブロンと比較すると石油の「生産・開発」の川上と「石油化学品」「製油」などのバランスがよいことから、原油安時にも他のメジャーより安定的であることに定評があります。

 

OPECの協調減産効果をアメリカのシェールオイル増産が相殺するいたちごっこ状態ですが、エクソンはアメリカでのシェールオイル・ガス関連の投資を強化するようです。

 

原油価格が軟調で株価は低迷しておりますが、34年連続増配で配当利回りも3.7%と魅力的ですし、ジェレミー・シーゲル「株式投資の未来」ですと、エネルギーセクターは生活必需品セクターと同様過去の実績からは長期的には他部門をアウトパフォームしておりますので、引き続き定期的に買い増ししていければと思います。

 

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