株主提案が考慮される時代
富士フィルムが米ゼロックスを買収することがニュースになっています。
元々富士フィルムとゼロックスで富士ゼロックスという合弁会社を運営しておりますが、富士フィルムがゼロックスの親会社になることにより複写機事業の一体運営を行うとのこと。
元もゼロックスには「物言う株主」で有名なカール・アイカーン氏から合弁事業の見直しの提案がされていましたが、今回の富士フィルムの決定はこの提案に沿った買収のようです。
直近では日本ペイントホールディングスに対する筆頭株主であるシンガポール塗料大手ウットラムグループが2018年3月開催の株主総会で定員10人の過半となる6人の取締役の選任を求めるなど、事業戦略に対する株主提案が増えています。
社長にとってはプレッシャーですが、市場や株主からのプレッシャーに対してどう対話していくかという株主主権としては当然ですが、それが考慮されることに日本でもなってきているのでしょうね。
株資産の1/3は日本株です。弱小株主ですが議決権は必ず行使して株主としての意見を微力ながら反映し続けたいと思っております。